こんにちは!
るかです。
突然ですが、カウンセリングに
どのようなイメージがありますか?
言葉は聞き慣れてはいるけれど、
詳しくは知らない。何なのか分からない。
という方が多いのでは、と思います。

ビジネスパーソンへのアンケートでは
55%の方が「関心がある」と答えていますが
一方で「心理的な抵抗感がある」
と答えた方も、56.5%にのぼります。
つまり、関心はあるんだけど
お金もかかるし時間もないし…
本当に効果あるのかイマイチ信用ならない…

このようなお気持ちの方が
多いのではないかと思うんです。
しかし、ここ日本では、メンタルヘルスの
普及がかなり遅れていて、深刻な状況です。
✅ 諸外国に比べ休職や退職が多い
✅ 自殺率が高い(2023年は2万1818人!)
✅ サポート無しのメンタル疾患者が7割超

この数字から分かることは、
精神的な疾患や不調がある人の7割は
適切なケアやサポートを受けておらず、
一人で苦しみ、職や命を失っている。
ということです。
ケアやサポートがあったら…と思うと、
やるせない気持ちになります。

そしてもう一つ。
諸外国ではカウンセリング利用率が
10〜15%であるのに対し、
日本ではわずか6%に留まっています。
参考資料:株式会社マイシェルパ
働く人の7割以上が悩みや不安を抱えている。20〜30代で高まるカウンセリング意識、依然高い心理的・費用・時間の壁【メンタルヘルスとカウンセリング実態調査】

これら2つの要素を組み合わせると…
『カウンセリングの普及によって、
今の生活はもとより、人生も守れる』
こんな凄い効果が見えてきます。

これから、この記事では
◾️ カウンセリングとは何か
◾️ その効果はどんなものか
私の経験も交えて
詳しく書いていきますね。
カウンセリングを受けてみたくて
迷っているあなたは、必見です!!

カウンセラーの仕事と資格
ご存知の通りカウンセリングといえば、
カウンセラーと1対1で話すもの。
だとすると、その相手が何者なのか?
絶対に知っておきたいですよね。

個人のスキルや人柄の違いは
説明できませんが…
まず、どこでどんな仕事をする人なのか
基本的なことを説明します。
活動分野
大きく分けると、カウンセラーは
このような場所で働いています。

① 医療機関(クリニックなど)
医師の指示を受け、症状の緩和を促すための
心理的な支援をおこなう。臨床心理士、
公認心理士などの資格者が多い。
② 教育場面
スクールカウンセラー。不登校のお子さんや
保護者の心理的な支援をおこなう。
臨床心理士、公認心理士などの資格者が多い。

③ 福祉
児童相談所、福祉事業所などで
当事者や家族の心理的な支援をおこなう。
精神保健福祉士、社会福祉士などの資格者が
対応することも増えている。
④ 企業
社員の心の不調や社内の悩みについて
心理的な支援をおこなう。保健師、
EAPメンタルヘルスカウンセラー、
産業カウンセラーなどの資格者が多い。

こんなふうに仕分けてしまうと
なんだかお堅い感じがしますよね。
実際、昔はそうでした。
しかし最近になって、身近でも
メンタルヘルスが必要だと分かってきました。
それでこのように、少しずつ活動場所が
広がってきているんですね!!

また、コロナ禍の影響によって
Webカウンセリングも普及しましたし、
個人カウンセリングルームも増えています。
必要性がどんどん高まっているからこそ、
個人がアクセスしやすくなっています。

仕事内容と資格
職場に関わらず、カウンセラーの目的は
基本的に同じです。
◾️ 心理に関する専門知識を活かし、
心の不調を抱えた人を支援すること。
◾️ その結果、クライエントがより良い方へ
向かって行けることを目指す。

ただし、資格によって
使っている知識やスキルが違います。
臨床心理士や公認心理士は
様々な心理検査や知能検査ができます。
精神分析や交流分析などでは
心のありようや動きを解説したり、
〇〇療法といった、治療を
目的としたアプローチが得意です。

精神保健福祉士は
精神科疾患や障害について知識があり
心の不調から生じる様々な問題に
生活面からアプローチしていきます。
検査や分析は専門外ですが、
学校や仕事、友人関係など身近なことを
何でも相談することができます。

その他、今はカウンセリングの
民間資格がたくさんあります。
その殆どが、カウンセリングの
基礎的な知識、面談スキルを学びます。
下の表にざっくりまとめましたので
違いを見比べてみてくださいね。

使っている知識やスキルが違う、
ということは…
「相性」があるということです。
自分の心理を理解したいのか、
具体的に生活の相談がしたいのか、など
希望や好みは人それぞれです。
資格ごとの違いも知っておくと
あなたに合ったカウンセラーを見つける
手掛かりになりますよ!!

カウンセリングと心理療法の違い
資格ごとの得意分野について
お話ししてきましたが…
もう少し中身について説明します。
多くの方が、カウンセリングは
「治療」だと思っているかもしれません。

精神科のクリニックなど医療機関では、
医師がカウンセリングしたり
医師の指示のもと、
心理士がカウンセリングをしています。
また、認知行動療法や家族療法など
専門的な治療法を希望する場合は
専門スタッフがいる病院に行く必要があります。

そういった場合は症状の改善が目的の
「治療」にあたるのですが…
個人のカウンセリングルームや
Webカウンセリングで行うものは
いわゆる「治療」とは違っています。

カウンセリングの一番の目的は
相談者が自発的に問題を解決できること。
会話を主体にして、サポートしていきます。
ご自身の考えだけでは前に進めない場合や
新しい考え方を手にしたい場合に役立ちます。
また、家族や友人には話しにくいとか、
専門的なアドバイスを聞きたい時も有効です。
つまり、カウンセリングでは
「あなた自身が力をつけること」ができます!

カウンセリングの具体的効果
最後に、具体的な例をあげて
カウンセリングの効果を紹介します!
※個人情報保護のため、
実例をもとに創作しています。

① 考えを整理したいAさん
うつ病を抱えて生活しているAさんは
月に1回、カウンセリングを利用。
調子が悪くなると、自分だけでは
よくない考えが浮かんできてしまいます。
そのため、定期的に話すことにしたのです。

初めは、不調になることが多く
カウンセリングで何とか解消していました。
しかし、3ヶ月ほど経つと…
ストレスや困りごとがあっても
カウンセリングで話せるから、と思い
感情に振り回されなくなってきました。

自分でコントロールできることに
自信をつけたAさんは、笑顔が増え…
これなら働けるかも!と思うように。
徐々に仕事の相談もするようになり
ついに就職が決まったのです!!!
今では、2週間に1度だったカウンセリングを
1ヶ月に1度にして、元気に働いています。

カウンセリングを終了にすることも
考えましたが…Aさんは継続を希望し、
自分の振り返りのために、定期的に
カウンセリングがしたいと仰っています。
1ヶ月頑張ったことを確認すると
パワーが湧いて来るのだそうです。
また、困ったときはいつでも相談できる!
と思うと、パニック予防になるのだとか。

② 愛着障害で悩むBさん
大人になってから発達障害の
診断を受けたBさんは、
人間関係に悩んでいました。
小さい頃から何かと失敗が多く、
人の気持ちを想像できず悩んできたため
人を信じることが出来なかったのです。

「どうせ自分なんて嫌われている」
「親切には何か裏がある」
そんなことをよく仰っていました。
でもBさん、本当は人と仲良くしたいのです。
友達や恋人がいたらいいな、と思うし
趣味の話もしてみたかったのです。

ただ、そのことを何と表現したらいいか
わからなかったんですね…。
変わりたい一心で、Bさんは
カウンセリングを受け始めました。
最初は世の中に対する不満や愚痴、
嫌いな人の話ばかりでした。

カウンセラーとの会話の中で
Bさんは自分の本当の気持ちに気づきます。
不満に思っていたけど、それって実は
自分の願望の裏返しだったんだ…と。
また、うまく言えないときも
ゆっくり待ってもらえることに安心して
自分の思いを表現できるように!

Bさんとのセッションは長く続きましたが
今、Bさんは前向きになっています。
自分の人生はこのままじゃない。
変われるんだとわかった。やるしかない。
また、会話の中でBさんの優しさや
ユニークなアイデアに気づき、伝えると
とても自信がついたのだそう。
今まで、そこまで深く関わる人がいなかった。
だから、自分のこともあまり知らなかった。
Bさんはそんなふうに振り返っていました。

④ モラハラを断ち切ったCさん
Cさんは痩せ細っていました。
ある時から人混みでパニック発作が
起きるようになり、困っていたのです。
病院に行って薬をもらいましたが
改善せず、仕事も辞めたそうです。

自分でも原因がわからないCさん。
実は家族とのやりとりに悩み、
毎日叱られるので必死だと言うのです。
何度かお話をして、安心できたのか…
Cさんの方から、家族からの仕打ちは
おかしいと思うんです…
と打ち明けてくれました。

カウンセラーはあくまでも
Cさんの気持ちに沿っていくサポーター。
DVであることは明確に伝えますが、
これからどうしていきたいかは、
慎重に相談して決めていくことに。
具体的な出来事についての相談や
暮らしに関する不安、子どものこと。
何度も納得できるまでお話ししました。

いろいろなお話をして、ついに…
Cさんは離婚を決意しました。
決断できたのは…
「仕事に復帰して自分を取り戻したい。
そうすれば子どもと笑顔で暮らしていける。」
その希望を叶えることができると、
自分を信じることができたからです。
モラハラで見失っていた自分を
取り戻せてよかった!!
Cさんはそう仰っていました。

まとめ
つらい状況にある人を
1日でも早く楽にさせてあげたい…
だからこそ、カウンセラーは
セッションに真剣に取り組みます。
短期間で全ての悩みを
解決することは殆どありません。
しかし、カウンセリングで得られるものは
とても大きな意味があると思います。

なぜなら、カウンセリングで
本質的に変化していけるのです。
小手先のストレス解消ではなく、
幸せを掴み取る力が身につきます。

この記事で紹介した3人のように…
つらい時もそうでない時も
「一人じゃないんだ」と思えることで
人は大きく強く変わっていきます。

カウンセリングとは、
「あなたがもっと自分を好きになるため」
「叶えたい未来をつかみ取るため」
「大切な人を幸せにするため」
目的のために、
あなた自身を大きく開花させるもの。
私はそう考えています。

この記事で、少しでも
カウンセリングを知ってもらえたら
とても嬉しく思います。
カウンセリングを希望する方は
公式LINEでメッセージをください!
いつでもお待ちしております!!
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それでは、最後までお読みいただき
ありがとうございました!
るか
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